福太郎君
4回目ともなると
「マッサージのおばちゃん ここ!お願いします」
と背中を向けて催促してくれるようになりました。

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手術をした左後ろ足首。
初回は腰から下を触られるのがイヤって意思表示していたのに・・・
内もも・お尻・足先をマッサージしても気持ちよさそうです。

先日キャンプに行って
足取りの軽さをご家族全員がわかったようで、
「若いときから、飛び越せなかった台を 最近跳び箱のようにポンって越えたんですよ」
って嬉しそうに教えてくれました。
そっか、実は福ちゃんは跳べる男だったということに
シニアになって気づいたんだね。

マッサージをしていて、首と腰2か所気になる部位を見つけました。
飼い主様の手で確認してもらい、折を見て獣医師に診察してもらうように伝えました。
※施術中、気になることがありましたら、その都度飼い主様にお知らせしています。
昨年中も数頭 小さな癌、鼠径ヘルニアを見つけ、早めの処置をしてもらっています。

今回は福太郎君のご家族のお嬢様(福太郎君は妹分に格付けしているらしい)
のむくみ解消マッサージを依頼されました。

現在、スポーツクラブのインストラクターをされているスポーツウーマン。
短パンに着替えてもらい、オイルマッサージをしていきます。
確かにむくみがあり、足の甲はふっくら・・・
下肢前面、後面とオイルでリンパマッサージしていくと
『足の甲の指骨が出てきましたよ!』
『ふくらはぎもすっきりしてきましたね。』
老廃物が流れたことをご自身でも感じたようです。

うつ伏せになってもらい、腰を触ると
「????右の短パンのポケットの何か入っています?」って思うくらい右臀部が固い。
左右のお尻の固さを比較確認してもらい、コリのある筋肉をさぐり深部に届くようにゆっくり圧をかけながらほぐす。
「さ~~て 右のお尻ずいぶん柔らかくなったよ 。」
お嬢様自身、お母様に触ってもらいました。
長年、こんなもんだと思っていたのが柔らかくなったと驚かれていました。

「犬のマッサージは文句を言われないから楽ね」と某セラピストさんに言われたことがあります。
いえいえ、「ここがコッています」

って言ってくれない分、

手で深部のコリを探すテクニックが必要なのですよ。
プラシーボ効果
はわんちゃんには理解できません。
「このツボ痛いけれど指圧した後、楽になりますから」
なんて説明も通じない。
だから、これからも修行です!